炭水化物
炭水化物は、炭素と水素と酸素からできており、いわゆる糖質と呼ばれる物質、加水分解すると
糖を生じる物質の総称です。特に穀類や芋類中にデンプンとして多量に存在しています。
炭水化物は、1g当たり4kcalのエネルギーを産生し熱や力のもとになります。
炭水化物=糖質+食物繊維
単糖類
1個の糖から出来ています。炭水化物を構成している最小単位の物質で、水によく溶解して甘味があります。
少糖類
2個〜10個の糖から出来ています。特に重要なのが二糖類です。
多糖類
多数の糖から出来ています。ブドウ糖のみで構成されている多糖類を単純多糖類といい、デンプンやグリコーゲンなどがあります。
2種類以上の単糖類からなる多糖類を複合多糖類といい、ガラクタンやペクチンなどがあります。
食物繊維
食物繊維は、人の消化酵素で消化できない食品中の難消化性成分の総称です。
1日20g〜25gが摂取目安となっています。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、腸内で何倍にも膨らむ性質があり、これが腸を刺激して便秘を解消するといった働きがあります。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、体内で水分を吸収する性質があり、糖の吸収を遅らせる働きがあります。また、発酵することによって、
腸内でコレステロールを吸着し、コレステロールの吸収を妨げる効果があります。
(C)食品成分大事典